最近、沖縄県でスペシャルティコーヒーを!小笠原諸島でスペシャルティコーヒーを!と
国内のコーヒーが盛り上がりつつありますが、一番はもちろん輸入品がメイン。
ブラジル、グアテマラ、エチオピア、インドネシア、中南米はもちろんですが世界各国からの輸入に頼っています。
そこで、からなず必要になってくるのが、船での輸送。
国外とのやりとりをするので、通関という作業があって始めて僕たちの手元に美味しいコーヒーが届きます。
コーヒーの関税について
こちらのページをたどっていけば、コーヒーについても書いています。
トップ > 貿易統計 > 輸入統計品目表(実行関税率表) > 輸入統計品目表(実行関税率表)実行関税率表(2013年4月版)
このページをみたところ、コーヒーを煎っているか、煎っていないかによって、なんと関税率が変わってきます!
しかもその差は20%!
生豆 0%
焙煎豆 20%
コーヒー豆の殻及び皮 0%
コーヒー豆の殻及び皮はカスカラコーヒーのことかな。
これも0%。
つまり、
「海外で焙煎された豆は国内で焙煎する豆よりも2割高い!」ということ。
(もちろん人件費、光熱費等々の比較はできませんが)
不思議だな。
あのカフェテナンゴさんのブログにもありました。
同じ値段を出して買うなら日本で焙煎されたものの方が、安くてよいものが手に入る可能性が高いということだ。
グアテマラで焙煎したコーヒーをメキシコに輸出すると、72%もの高い関税がかかるんだそうだ。
珈琲は、自分の国で焙煎されたものに限るということ。
コーヒーの輸入手続きについて
つづいては輸入の手続きについて。
輸入に関しては、ジェトロさんのHPを確認。
貿易・投資相談Q&Aにもコーヒーに関するページがありました。
B. 基本的な手続き
販売目的で輸入する場合、厚生労働省検疫所食品等輸入届出受付窓口に「食品等輸入届出書」と必要書類(原材料、成分または製造工程等に関する説明書、衛生証明書(必要に応じて)、試験成績書(必要に応じて)を届け出る必要があります。
審査の結果、規格基準や安全性の確認が必要と判断されたものは検査が実施されます。審査・検査で同法上問題がなければ、税関への輸入申告時に通関書類とともに、検疫所から発行される「食品等輸入届出済証」を提出します。不適格と判断されたものは輸入できないため、輸入者は積戻し・廃棄等の措置を取ります。
まとめ
ちょいと調べてみましたが、焙煎された珈琲には高い関税がかせらていて、生豆には関税がかからない。
ありがたい法律です。
だって、美味しく新鮮なコーヒーのほうが安い(かも知れない)んだからさぁ。
ありがたやありがたや。